|
|
「元利均等返済」と「元金均等返済」はどちらがお得でしょうか。
これは皆さんの返済方針次第ともいえます。トータルの支払金額を低く抑えたいということであれば、元金均等返済のほうが支払総額を低く抑えることができますのでお薦めです。一般的な住宅ローンであればおそらく、元利均等返済より数百万円は安くなるはずです。ただ、返済初月の支払額が最も多くなり、支払う毎に返済額が減少していく方式なので、返済当初の負担は大きくなります。一方、元利均等返済は完済するまで毎月の返済額が変わらずに一定なので、返済計画が立てやすく計算も容易でシミュレーションしやすいというメリットがあります。また、返済当初の支払負担も低く抑えることができます。ただ、元利均等返済とはリボ払いに近い返済方式なので、元金部分の返済は優先順位が低くなっています。つまり、元金がなかなか減らずに利息ばかり払っているので、トータルの支払金額は元金均等返済よりも多くなります。返済のしやすさなら元利均等返済、支払総額を抑えたいのであれば元金均等返済です。一般的には元利均等返済が選ばれています。
借換ローンの場合だと事情が少し異なってきます。住宅ローン借換時には「元金均等返済」のデメリットはほとんどないかもしれません。つまり、新規の住宅ローンと違ってすでにある程度は返済をして元金が減っている状態ですので、元金均等返済に切り替え後、支払の最も大きくなる初月の負担も新規の時ほど重くのしかかることはありません。ローン契約当初の金利や現在の元金を今一度ご確認いただければと思います。
