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労働金庫(ろうきん)とは
ろうきんは、働く人の夢と共感を創造する非営利協同組織の福祉金融機関です。福祉という分類になる非営利の金融機関だけあって、昨今では総量規制施行後の取り組みにも力を入れています。労金が自己破産者への融資を開始したというニュースを聞いて驚いた方も少なくないのではないでしょうか。通常の銀行ではとうてい無理な取り組みですが、逆にいうと労働金庫というのはそれだけ生活者の立場にある安心の金融機関ということでもあります。
ろうきんのデメリット・弱点
ろうきんの主力商品を見ると、どれも金利が低めでさすが労金といえます。ただ、残念なことにそれぞれの労働金庫の営業エリア外からの申し込みができません。地方銀行や信用金庫同様に、地域に根ざし、営業エリアの定められている金融機関なので当然といえば当然の話でもあります。
また、すべてのフリーローンで審査期間や融資スピードなど、時間に関わることは公表していません。現実的な話として審査期間はおおよそ一週間から二週間程度必要となります。ただ、仮にろうきんに即日融資が可能であったとしても、ろうきんとしては建前上、商品を強くアピールできないともいえます。
というのも、ろうきんというのは他の銀行カードローンと違い、自らの位置づけを社会のセーフティーネットとしています。当然、融資獲得競争などない世界ですから、あくまで困窮した出資者・組合員がやってきたら懇切丁寧に事情を伺って貸し出すというもの。自ら大々的に看板を掲げて一等地に出向き、「即日融資OK!」だとか「最短30分!」だとかアピールする類の存在ではないのです。そもそも、ろうきんなので即日融資も最短30分審査も不可能ですが。
ということで、ろうきんは非営利の福祉金融機関としては立派ではありますが、一般的な金融商品、特に「急いでいる!」という方々向けの商品には見劣りすることは否めません。ろうきんをご検討中の方で「審査に一週間も待ってられない」という方も中にはいるかと思います。そのような方々には、消費者金融会社をお薦めいたします。
労働金庫はおまとめローンが苦手?
ろうきんはおまとめローンが苦手でしょうか? はい、苦手です。労働金庫で一本化はできないのか、そうお考えの方もいるかと思いますが、たとえば中央労金の無担保ローンについては『ローンの借換資金にはご利用いただけません』とHP上で宣言しているように、他社借入の借換・おまとめ目的のローンは奨励していません。
おまとめローンというのは一般の融資に比べて貸し倒れリスクの見極めが非常に難しいので、労金のように非営利で運営している福祉金融機関が積極的にリスクを抱え込めないのもやはり、当然といえます。
そんなおまとめローンをお考えの方に、ひとつの銀行をご紹介させていただきたく思います。オリックス銀行です。この「オリックス銀行カードローン」はオリックス銀行自身がオリックス信託銀行時代のノウハウを生かしたと公言しているだけあって、商品内容からは多様なニーズに応えようとする姿勢が確認できます。選択肢として一度はご検討いただくのも何かの一助となるかと思います。
日本全国ろうきん一覧
ろうきん名 |
対象エリア |
北海道労働金庫 |
北海道 |
東北労働金庫 |
青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 |
中央労働金庫 |
茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨 |
新潟県労働金庫 |
新潟 |
長野県労働金庫 |
長野 |
静岡県労働金庫 |
静岡 |
北陸労働金庫 |
富山、石川、福井 |
東海労働金庫 |
岐阜、愛知、三重 |
近畿労働金庫 |
滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 |
中国労働金庫 |
鳥取、島根、岡山、広島、山口 |
四国労働金庫 |
徳島、香川、愛媛、高知 |
九州労働金庫 |
福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島 |
沖縄県労働金庫 |
沖縄 |
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