個人間融資を名乗る「クリアキャッシング」はSNS上で融資の勧誘をおこなっていますが、このような個人間融資の利用に対しては金融庁が非常に強い警告を出しているので、以下ご注意を願います。

金融庁が示す基準でクリアキャッシングを考えてみる

　個人融資については金融庁がわざわざ公式ホームページ上で注意喚起をおこなっており、無登録業者であるか否かの判断基準をしっかりとこのように解説してくれています。
　たとえば、金融庁によると「不特定多数が閲覧可能なSNS等で『お金を貸します』、『融資します』などと書き込んで、契約の締結を勧めることは、貸金業法の規定に抵触する場合があります」とありますが、この判断基準で今回の「クリアキャッシング」を考えてみると、まさに不特定多数が閲覧可能なツイッターなどのSNS上で明確に融資の案内をおこなっています。

　また、金融庁は「個人であっても、反復継続する意思をもって金銭の貸付けを行うことは、貸金業に該当します」と言い放っています。貸金業登録が必須の貸金業務を、何回も繰り返して行う意思をもって融資をしているなら、それは結局は貸金業登録をしないといけない貸金業に該当するということです。

　この点でも、今回の「クリアキャッシング」は繰り返し融資の勧誘をおこなっていることが確認できます。

　金融庁がわざわざこれだけわかりやすく注意を促している背景には、金融庁も指摘している通り、個人を装ったヤミ金融業者により違法な高金利での貸付けが行われるほか、更なる犯罪被害やトラブルに巻き込まれる実態があるのです。

正規の会社を本当に試していますか

　今回のような個人間融資に関して何よりもったいないと感じるのは、「もしも正規登録されてある会社へ申し込んでさえいたら本当は審査に通って借りられていたかもしれないのに」ということです。

　今はSNSで何でもお手軽にできる時代ですが、見極めの非常に難しい個人間融資に深く考えもせず手を出す前に、やはりまずは正規の会社を頼ってみませんか。

　たとえば、知名度の高さゆえに敷居が高いと誤解を受けているこちらの銀行ローンは、アルバイトやパートに派遣社員、契約社員の方々はもちろんのこと、実は収入源が年金だけである年金受給者の方々でも来店不要でご利用可能なとても行き届いた商品となっています。さすが、資本金が軽く1兆円を超えるだけのことはあります。しかも、借入が10万円までなら返済は月々2,000円からでもOKです。個人融資と比べてさて一体どちらが融資体力がありそうでしょうか。

　あるいは、こちらの老舗ローン会社は今のご時世に「土日祝・夜間でも24時間お振込みOK」に「最短18分でご融資可能」をも前面に打ち出すなど、実はその対応力に定評があります。

　最終的にどこでどのようなお借入をなさるにせよ、まずは正規の会社を頼るようにしてください。

どうして個人融資に慎重になる必要があるのか

　金融庁もわざわざ注意喚起している通り、個人融資になりすました違法業者へ借入を申し込むと、更なる犯罪被害やトラブルに巻き込まれることになります。カモリストに登録されるからです。結果、次にどこかへ申し込んでもたとえば、微々たる融資枠しか出さないのに利息は週倍で3次審査までされて保証人を何人も要求されてさらに間違い電話を装って勝手に緊急連絡先や職場に不審な在籍確認をしかけられたり、あるいは「融資を実行したかったのですが、ほんの少し実績が足らない状況でした。ただ、何か担保となるものをお預けいただけるのであれば、即日融資も可能です」などと銀行の通帳やキャッシュカード類を暗証番号もろとも騙し取られる危険性すらあります。

　さらに、正規金融からのお借入であれば、時代とともに法制度が変更した場合、いずれ思いがけない多額のお金が手元に返ってくる可能性すらあるのです。その典型とも言える例が、過払い金でした。

　ちゃんとした正規金融を利用していた人たちは、もう完済してから何年も経つのに過払い金が法的に認められ、払い過ぎていた分がまとめて手元に返ってくることになりました。多重債務者であればあるほど、より多くのお金が戻ってきています。一体どれほど取り返したと思いますか？

武富士のような大手の消費者金融会社や三和ファイナンスに栄光、ニコニコクレジット（丸和商事）にNISグループ、アエルをも倒産へと追い込んだほど、皆が一斉に取り戻せたのです。たった一人に対しても消費者金融各社から合計2,000万円近い過払い利息が返金された実例すら珍しくありませんでした。

　その一方で、違法な融資業者に手を出していた人たちは、トイチやトニ、トサンなどのあり得ない暴利がゆえに本来であれば過払い金がたっぷり存在するのに、2,000万円どころかただの1円すらも取り返すこともできず、この過払い利息の高額返金ラッシュをただ指をくわえて眺めるしかできませんでした。この違いはとんでもなく大きいと言わざるを得ません。皆さんはどちらの側にいたいでしょうか。

　もちろん、たとえ闇金融が相手であっても、法律的には過払い金を請求する権利はあります。しかし、それは形式上の権利が存在するだけで、現実にはまるで役に立たない絵に描いた餅なのです。

　当然のように所在不明のヤミ業者ですから、どんなに個人間融資を偽装していたとしても、身元が簡単には割られないようにしています。捜査当局に摘発されることを恐れて、いつでも逃げ出せるように対策を取っているわけです。

　非合法な取り立てや職場・ご近所さんを巻き込む嫌がらせも含め、あらゆる連絡は携帯電話買取詐欺（白ロム詐欺）で多重債務者に契約させて騙し取った多重債務者名義のトバシ携帯で行われますし、使い捨ての銀行口座も当然に他人名義です。このような相手に対し、何年も経ってその所在を突き止めるのは現実的ではないと言わざるを得ません。たとえ運良く居場所を特定できて訴訟に持ち込めたとしても、さておとなしく判決に従うような輩でしょうか。

　つまり、正規の会社をろくに試そうともせず、みすみす違法な業者へと流れた人たちは、どこまでももったいない人生になってしまっているということです。

遠回りに見えるのが、結局は近道

　現在、SNS上では口座売買など危険な情報すら平然と大量に流れている時代です。そのような中から真っ当な個人融資だけを見つけ出すのは、極めて困難です。そのようなリスクを取りに行くくらいなら、どれくらいお金に困っていたとしても、最後まで正規の会社を頼るようにしてください。一見すると遠回りをしているかのように感じるかもしれませんが、結局はそれが損することのない選択肢なのです。

口コミや利用体験を募集しています

　この「クリアキャッシング」についての利用経験談をお待ちしています。ただ融資の案内があっただけのお話でもかまいません。どのような些細なことでも結構ですので、ぜひ貴重なお話を共有させてください。