ソフト闇金デイリーキャッシングいつものはホームページ上の説明が嘘で塗り固められたいわゆる危険業者です。そもそもからして、デイリーキャッシングいつものは違法なことをすると宣言して開き直っている無登録業者ですので、絶対に申し込みをしないように気をつけてください。

闇金よりソフト闇金のほうが危ない可能性も

　ソフト闇金ではない普通の違法金融であれば、現実に存在しない住所や架空の登録番号をもっともらしく記載したり、あるいは正規業者の登録番号や名称を騙ってなりすますなどし、いかにも正規の貸金業者であるかのように装います。最近だと、貸金業法で記載が義務づけられている貸金業登録番号をどこにも表記しないまま、しれっと正規業者であるかのように装うパターンが多いです。

　ところが、このデイリーキャッシングいつものは違法行為をすると公言してしまっているので、一層の注意が必要となります。

　誰の目にも明らかなほど闇金であることを公言しているわけですから、利用した後になって「まさかデイリーキャッシングいつものがヤミ金だったとは知りませんでしたという言い訳など立ちません。何かトラブルになっても周囲の人間からは「あの人は自分から違法業者に近づいていった自業自得な人間」となりかねませんし、当のデイリーキャッシングいつものからも「うちは公明正大に違法であることを宣言していて、それを承知でお金を貸してくださいとお願いされた立場なんですよ。どうしてその頭を下げて頼みこんできたあなたが被害者みたいな顔してるんですか？ どのような社員教育がなされているのか、会社に確認させてもらいますね」となり、本来なら簡単に回避できたであろうトラブルも解決不可能となってしまいます。この手のソフトヤミ金にはまずもって、万が一にも個人情報を渡さないようにしてください

正規の融資会社の値打ちを本当に理解していますか？

　今回のようなヤミ金融に関してもっとももったいないと感じるのは、仮に正規のちゃんとした金融会社へ申し込んでさえいれば本当はあっさり審査を通過して借りられていたかもしれないのに、安易にまんまと違法業者に手を出して人生を棒に振ることです。これほどもったいないこともないです。本当にお金がご入り用であるなら、やはり正規の会社を頼るに限ります。

　たとえば、知名度の高さゆえに敷居が高い銀行と誤解されているこちらの銀行ローンは、アルバイトやパートに派遣社員、契約社員の方々はもちろんのこと、実は年金以外の収入源がない年金受給者の方々でも来店不要でご利用可能な非常によくできた商品となっています。さすが、資本金が軽く1兆円を超えるだけのことはあります。しかも、借入利率が年8.1％超で借入10万円以下なら、月々の返済は2,000円からでもOKです。今回のデイリーキャッシングいつものによる融資営業のようないつ行方不明になるかもわからぬ怪しい業者と一体どちらが融資体力がありそうでしょうか。

　あるいは、こちらの老舗ローン会社は今のご時世に「土日祝・夜間でも24時間お振込みOK」「最短18分でご融資可能」をも前面に打ち出すなど、実はその対応力に定評があります。

　最終的にどのような会社からお金を借りることになろうとも、必ず正規の会社だけを頼るようにしてください。本当はちゃんとした融資会社で借りられる可能性がいくつかあるのに、安易に違法業者を選んでしまうなど人生の無駄遣いそのものです。実は本物の融資会社から借りられる可能性があるのに、人生を台無しにさせられる危険な違法業者のほうばかり向いているなど、優先順位を完全に見失っているとしか思えません。どうぞ一度きりの人生は大切になさってください。

デイリーキャッシングいつものが自称する利息サイクルにもご注意ください

　ホームページで説明されている限りでは、このデイリーキャッシングいつものの利息は1週間3割か10日で4割となっています。

　しかし、最近のソフト闇金が何度もトラブルを起こしているのでとっくにご存知の方も少なくないかもしれませんが、デイリーキャッシングいつものと同様、ホームページ上に説明のある利息サイクルと現実に要求される利息が全く異なる暴利であることが珍しくもなんともない状況となっています。「担当者の私としては負担の少ないお利息サイクルでご融資させていただこうと考えていたのですが、上司のストップがかかってしまいました。通帳を見させていただいたところ他社様ではもうお借入れできない状態のようですから、お取引が初めてとなる当社としてはこのサイクルからのスタートとなります」などと結局は法外な利子を仕掛けてくることなどもはや当たり前となっているのです。

　それでは話が違うとキャンセルをしようとすると、「すでにご融資実行の準備は完了していたのに、今さらキャンセルとなると解約手続き費用として5万円もいただかなければなりません。このままおとなしく融資を受けるほうが明らかに負担は軽いですよ」と、押し切られることになります。

　もちろん、それでも何とかしようとヤミ金対応専門の司法書士や弁護士先生に依頼をしても、そんなのおかまいなしとばかりに職場や親戚、近隣住民にまで嫌がらせ電話がかかってくることもありますし、私自身が実際に知っている話ですと、ヤミ金対応を専門にしている大阪の司法書士事務所のすべての回線をパンクさせて業務不能に陥れ、司法書士がそのヤミ金業者への対応から手を引いた事例すらあります。これは司法書士側が違法金融に完全に屈した形となりました。

　「ソフト」など名ばかりで、自ら違法な存在であると公言している何でもありの危険集団ですからもはやホームページ内に記載のある利息などは借金で首が回らなくなってまともな判断ができなくなった人を引っかけるための単なる釣りエサ程度の存在にすぎません。

どうして違法金融を利用しては駄目なのか

　ソフト闇金を利用すると遅かれ早かれあなたの口座は凍結されます。なぜなら、あなたの口座も犯罪者と取引のある犯罪口座そのものになるからです。

　ソフト闇金があなたの口座へ送金してくる際、その送金元の口座は当然、ソフト闇金業者名義の口座ではありません。借金に追い込まれて売却された口座もありますし、返済のためにあなたの口座へ振り込んでいる他の現役多重債務者名義の場合もありますし、あるいは特殊詐欺で奪い取られた高齢被害者名義の場合もあります。そのどの場合にせよヤミ金からすれば結局は使い捨て口座にすぎません。

　銀行勤めをしたことがある人間にとっては当たり前のことなのですが、「犯罪による収益の移転防止に関する法律（いわゆる犯収法）」は年を追うごとに厳しくなっています。本当に厳しくなる一方です。不特定多数の口座と頻繁にやり取りがなされているだけで、反社会的勢力との取引が疑われてモニタリング対象となることも珍しくありません。そしてこれが犯収法上の「疑わしい取引」としてクロ判定されれば、早ければモニタリング対象となったその日のうちに凍結されます。

　日本で営業する金融機関はこの「疑わしい取引」を「速やかに」金融庁に届け出るように法律上の義務を負っており、この対応が遅れると今度は金融機関側が金融庁に怒られてしまうので、問答無用でまずは凍結となります

　さらに言うなら、最近は違法金融などの反社会的勢力対策が進化しているため、ソフト闇金との取引が確認できた口座のみならずその口座の名義人が他の金融機関で所有している口座までもがのきなみ凍結され、以後は他のどの金融機関へ行こうと口座開設できなくなってしまいます。違法業者とのやり取りが確認された口座の名義人は、ブラックリスト名義人として警察行政および各金融機関間で情報共有されるからです。

　最後に、絶対に覚えておいていただきたいのですが、闇金に口座を売った方は、たとえ社会的弱者とされる多重債務者であろうと、逮捕されています。いちいちテレビや新聞で報道されないだけで、逮捕されています。ずっと前に開設して所有している口座を売却した場合は「犯収法違反」、売却するために口座を開設してすぐに売却していたなら「銀行に対する詐欺罪」となり、逮捕されています。

　口座売却は皆さんが考えているよりはるかに重罪であり、警察や金融機関を完全に敵に回す犯罪行為となります。もはや軽犯罪ではなくマネーロンダリングに関する犯罪となるので、このような犯罪歴があるとたとえばアメリカへ旅行へ行っても入国拒否されます。まったくもって割に合わないので、絶対に手を出さないようにしてください。

違法業者への対応方法を誤らないようにしましょう

　すでにデイリーキャッシングいつものへ申し込んでしまい被害に遭っている方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえ今の時点ではトラブルになっていなくとも、このような怪しい業者に手を出すと必ず将来的に後悔することになります。断言します。どれほどお金に困っていたとしても、最後の最後まで正規の会社を頼るようにしてください。一見すると遠回りのように感じるかもしれませんが、結局はそれが損をしないで済む選択肢なのです。