現在、「カードローン選びはまず銀行で」というのが常識的な流れとなっています。アコムやプロミスのような

大手消費者金融各社の貸付残高が伸び悩む一方で、銀行カードローンの貸付残高は増加の一途となっており、この流れに逆らう理由はありません。
　では、どこの銀行を選べば良いのでしょうか。

　さきほど、「アコムやプロミスのような大手消費者金融各社の貸付残高が伸び悩む」と書きましたが、実は、アコムやプロミスの貸付残高自体は伸び悩んでいるものの、保証残高は順調に伸び続けています。
　これが何を意味するかといえば、消費者金融各社が自社で直接お客様に貸し付ける金額より、消費者金融各社が銀行カードローンの審査を請け負い、その保証を受けた銀行が貸し付けた金額（これを保証残高と呼びます）のほうが伸びていることを意味します。特に、アコムはセブン銀行など全国30以上の銀行と提携し、保証ビジネスは堅調に拡大しています。
　銀行の歴史は法人融資の歴史でもあるので、銀行は個人向け融資の審査には長けていません。そこで、個人向け融資の審査能力に長けた消費者金融各社と提携し、審査を代行してもらっているわけです。審査能力が足りないがゆえに焦げ付き防止のために審査を厳しくしてきた銀行と違い、消費者金融各社はギリギリまで見極めて融資をしてもなお利益を出せるくらい、審査能力に長けています。
　つまり、消費者金融の審査能力を活用している銀行カードローンは真っ先に考えるべき選択肢と言えます。この条件は非常に大切です。

　ここで、地方銀行のカードローンを見ます。せっかくなので、私の実家があって勝手知ったる静岡県の地銀、つまり

静岡銀行の代表的なカードローン「セレカ」を考えます。
　地元のひいき目など抜きにして、静岡銀行と言えば地方銀行の鑑とも言えるでしょう。日本中が不良債権問題に苦しんでいた際、そんな停滞ムードとは距離を置けるくらいに健全性の範となれる銀行でした。
　そんな静岡銀行の代表的カードローンであっても、審査は消費者金融会社ではなく静銀ディーシーカード(株)または新生フィナンシャル(株)となっており、さすがに手堅いです。また、地方銀行のカードローンとしては幅広い層にご利用いただける優れたカードローンですが、学生の方までには門戸を開いていません。

　さて、現在の銀行カードローンを総合的に見渡すと、現時点でもっともお薦めの銀行カードローンは、

三菱UFJ銀行のカードローン『バンクイック』と言えます。消費者金融業界最大手のアコムが10年前の2007年から審査を代行しているカードローンで、貸し出す銀行はといえば、総資産メガバンク筆頭の三菱UJF銀行です。アルバイトやパートに派遣社員の方々は当然として、実に幅広い方々がお申込みいただけます。まさに申し分なしです。
　三菱UFJ銀行の店舗には

　アコムのパンフレットも置かれているので、アコムが審査をしていることをご存知なかった方にとっても、その近しい関係はお馴染みだったことでしょう。

　まだ申し込んだことがない方は

真っ先に申し込むべきとも言えるカードローンです。