「融資の友」は個人融資になりすます詐欺ヤミ金であるとの口コミが寄せられているので、以下ご用心願います。

まるっきりお粗末な「融資の友」からの融資勧誘

　この業者は個人間融資掲示板やSNSなどで「融資の友」などと名乗りはっきりと融資の案内をおこなっていますが、個人間融資の上限金利となる年109.5％を上回る違法金利で貸し付けています。

　本当の個人融資であるなら、個人間融資を規制している出資法の上限となる年109.5%は絶対に守られます。間違いなく順守されています。なぜなら、この年109.5%を超えてしまえば、完全な出資法違反となって闇金となるからです。しかしながら、今回の自称個人融資の「融資の友」は、それを超える違法金利です。

　「個人融資だからせいぜい年100パーセントくらいで済むに違いない」などと勘違いして申し込んでしまうと危険ですので、この自称個人間融資へは絶対に申し込んでしまわないようにしてください。「違法な金利だとしても、実際に融資してもらえるなら別に良いかな」と油断してしまうと、泥沼まっしぐらです。そして、この先この業者は同じ連絡先のままで、引き続きいろいろと別の業者名や個人名を名乗ってくる可能性がありますので、念のためにこの「融資の友」自体を着信拒否リストに入れておかれることをお薦めいたします。

正規の会社を本当に試していますか

　このような闇金問題で何よりもったいないと思うのは、もし正規のちゃんとした融資会社へ申し込んでさえいたら本当は意外とあっさり審査を通過して借りられていたかもしれないのに、深く考えもせずにまんまと胡散臭い業者を頼って人生を台無しにすることです。これは本当にもったいないことです。本当にお金がご入り用であるのなら、やはり正規の会社を頼るに限ります。

　たとえば、知名度の高い金融機関ゆえに敷居が高いと誤解を受けているこちらの銀行ローンは、アルバイトやパートに派遣社員、契約社員の方々はもちろんのこと、実は年金以外の収入源がない年金受給者の方々でも来店不要でご利用可能なとてもよくできた商品となっています。さすが、資本金が軽く1兆円を超えるだけのことはあります。しかも、借入10万円以内なら返済は月々2,000円からでもOKです。今回の融資の友のようないつ行方知れずになるかもわからない怪しい業者と比べてさて一体どちらが融資体力がありそうでしょうか。

　あるいは、こちらの老舗ローン会社は今のご時世に「最短18分でご融資可能」に「土日祝・夜間でも24時間お振込みOK」をも前面に打ち出すなど、実はその対応力に定評があります。

　最終的にどこでどのような会社からお金を借りることになるとしても、必ず正規の会社だけを頼るようにしてください。まだちゃんとした会社で借りられる可能性がいくつか残されているのに、みすみす危険な業者を選んでしまうなど人生の無駄遣いそのものです。まだ正規業者から借りられる可能性が残っているのに、人生を台無しにさせられるトラブルに巻き込まれるとわかりきっている危険業者のほうばかり向いているなど、優先順位をすっかり見失っているとしか思えません。一度きりの人生ですからどうぞ大切になさってください。

どうして融資の友への申込みがNGなのか

　まず、融資の友のような個人融資になりすます業者へ借入を申し込むとカモ名簿に名前が載ります。その結果、どこかへ申し込んでもたとえば、情報抜きかと思うほどとんでもなく対応が遅いわりにたいした枠も出ずしつこくこまごまと聞かれたあげく間違い電話のふりをして職場と緊急連絡先へ不審者丸出しな言葉づかいで在籍確認をかけてこられたり、あるいは「融資を実行させていただきたかったのですが、ほんの少しだけ実績が足らない状況でした。何か担保代わりとなるものをお預けいただけない限り、ご融資はできません」などと銀行の通帳とキャッシュカードを暗証番号ごと奪い取られる危険性さえあります。

　さらに、正規金融からのお借入れであれば、時代とともに法改正があった場合、ゆくゆくは予想外の多額のお金が手元に返ってくる可能性すらあるのです。その代表例と言えるのが、過払い利息でした。

　正規登録業者からお金を借りていた人たちは、もう利用して何年も経つのに過払い金が法的に認められ、払い過ぎていた分が全部手元に返ってくることになりました。借金漬けであればあるほど、より多くのお金が戻ってきています。一体どれほど取り返したと思いますか？

武富士のようにかつては業界ナンバーワンだった大手消費者金融会社やアエルに栄光、NISグループに三和ファイナンス、丸和商事（ニコニコクレジット）などを倒産に追い込んだほど、皆が一斉に取り戻せたのです。一人に対して消費者金融各社から合計1,000万円以上もの過払い金が返還される実例もありました。

　その一方で、個人間融資になりすましたヤミ金融に手を出していた人たちは、その暴利がゆえに本当は過払い金が人一倍たっぷり存在するのに、1,000万円はおろかたった1円すらも取り返すこともできず、この過払い利息の高額返金ラッシュをただ指をくわえて眺めるだけで終わりました。この違いは非常に大きいと言わざるを得ません。皆さんはどちらの側にいたいでしょうか。

　もちろん、たとえ違法金融が相手だろうが、法律上は過払い金を請求する権利はあります。しかし、それはただ権利があるだけで、何の役にも立たない絵に描いた餅に過ぎないのです。

　当たり前のように住所不定のヤミ業者ですから、どんなに個人融資を装っていたとしても、身元がそう簡単に割られないようにしています。警察当局に捜査されることを恐れて、いつでもトンズラできるように対策を講じているわけです。

　非合法な取り立てや嫌がらせなども含め、あらゆる連絡は他人名義の携帯電話で行われます。お金を借りたがっている多重債務者から騙し取った携帯電話なのです。もちろん、使い捨てられる銀行口座も当然に他人名義です。このような輩に対し、何年も経ってからその所在を突き止めるのは現実的にほぼ不可能に近いと言う他ありません。たとえ運良く居場所を特定できて訴訟に持ち込めたとしても、さて素直に判決に従うでしょうか。

　つまり、正規の会社をろくに試そうともせず、まんまと違法な業者へと流れた人たちは、どこまでも損な人生になってしまっているということです。

対応方法を誤らないようにしましょう

　すでに融資の友に引っかかり被害に遭っている方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえ現時点ではまだトラブルになっていなくとも、このような怪しい業者に手を出すと必ず将来的に後悔することになります。断言します。どれほどお金に困っていたとしても、とことん正規の会社を頼るようにしてください。一見すると遠回りをしているように思えるかもしれませんが、結局はそれが損をしないで済む選択肢なのです。

口コミや体験談をお待ちしています

　今回の「融資の友」についての口コミを引き続き募集しています。

　「職場や緊急連絡先に鬼電が始まったので、闇金融問題が専門の司法書士にお願いしたら解決しました」などの実際にご利用になった体験談はもちろんのこと、「突然不審な融資勧誘メールがやってきた」という単に融資案内を受けたお話でも大歓迎です。どのような些細なことでも結構ですので、ぜひ貴重なお話を共有させていただければと考えています。