個人間融資をうたう「moff」はSNS上で融資の勧誘をおこなっていますが、このような個人間融資の利用に対して金融庁が非常に強く警告を発しているので、以下ご注意を願います。

金融庁の基準でmoffを考えてみる

　個人融資については金融庁がわざわざ公式ホームページ上で注意喚起をおこなっており、無登録で融資をおこなう違法業者との見極め方をわかりやすくこのように説明しています。
　たとえば、金融庁によると「不特定多数が閲覧可能なSNS等で『お金を貸します』、『融資します』などと書き込んで、契約の締結を勧めることは、貸金業法の規定に抵触する場合があります」とありますが、この判断基準に従って今回の「moff」を見てみると、まさに不特定多数が閲覧可能なSNSなどで明白に融資の勧誘をおこなっています。

　また、金融庁は「個人であっても、反復継続する意思をもって金銭の貸付けを行うことは、貸金業に該当します」と言い放っています。貸金業登録してないといけない貸金業務を、何回も繰り返して行う意思をもって融資をしているのであれば、それはもう結局は貸金業登録してないといけない貸金業に該当するので、登録してないなら違法ということです。

　この点でも、今回の「moff」は繰り返し融資の勧誘をおこなっていることが確認できます。

　金融庁がわざわざこれほどわかりやすく注意喚起をおこなっている背景には、金融庁も指摘している通り、個人を装ったヤミ金融業者により違法な高金利での貸付けが行われるほか、更なる犯罪被害やトラブルに巻き込まれる実態があるのです。

正規金融の価値を本当にわかっていますか？

　この手の個人融資に関してもっとももったいないと思うのは、「もしも正規登録されてある金融会社へ申し込んでいれば本当はあっさり審査を通過してお金を借りられていたかもしれないのに」ということです。

　どうして正規の会社に値打ちがあるのかは実際に借りてみないと痛感できないかもしれませんが、正規金融が提供するローン商品はより多くの方々に利用してもらえるように、以下のように考え抜かれたものばかりです。長いものだとこちらのように、十数年ずっと改良され続けています。安易な借り入れを助長しないように配慮しつつ、それでもできるだけたくさんの方にお役立ていただけるように、改良され続けているのです。

　今はこれまでにないほどSNSが身近な時代ですが、見極めが非常に難しい個人間融資に深く考えもせず手を出す前に、そして何より、個人間融資のようにたかだか10万円程度のためにそこまでしてリスクを取るよりは、やはりまずは正規の会社を頼ってみませんか。

　たとえば、その知名度の高さゆえに敷居が高い銀行と誤解を受けているこちらの銀行ローンは、アルバイトやパートに派遣社員、契約社員の方々はもちろんのこと、実は年金以外の収入源がない年金受給者の方々でも来店不要でご利用いただける非常にできの良い商品となっています。さすが、資本金が軽く1兆円を超えるだけのことはあります。しかも、借入10万円以下で借入利率が年8.1％超なら、月々の返済2,000円でもOKです。個人間融資と一体どちらが融資体力がありそうでしょうか。

　あるいは、こちらの老舗ローン会社は今のご時世に「土日祝・夜間でも24時間お振込みOK」や「最短18分でご融資可能」をも前面に打ち出すなど、実はその対応力は高く評価されています。

　最終的にどこのどのような会社からお金を借りることになるとしても、まずは正規の会社を頼るようにしてください。

なぜ個人融資に慎重になる必要があるのか

　金融庁もわざわざ警告しているように、個人融資のふりをする違法業者へ融資を申し込むと、更なる犯罪被害やトラブルに巻き込まれることになります。カモリストに登録されるからです。結果、次にどこかへ申し込んでもたとえば、情報抜きかと思うほどとんでもなくレスポンスが悪いわりに枠は微々たる額でしつこくこまごまと情報を要求されてそのうえ勝手に職場にうさん臭い言葉づかいで在籍確認をされたり、あるいは融資実行の当日になって「返済能力を確認する必要がありますので、融資実績を作る意味も含めてまずは融資金額の20パーセントを保全供託金として先払い願います」などと教科書通りの融資保証金詐欺を仕掛けられるリスクすらあります。

　さらに、ちゃんとした登録会社からお金を借りたのであれば、時代とともに法制度が変わった場合、ゆくゆくは思いもかけなかったまとまった大金が手元に返ってくる可能性すらあるのです。その代表例とも言えるのが、過払い金です。

　ちゃんとした正規金融を利用していた人たちは、もう完済してから何年も経つのに過払い金が法的に認められ、払い過ぎていた分が全部手元に返ってくることになりました。借金漬けであればあるほど、より多くのお金が戻ってきています。一体どれほど取り返したと思いますか？

武富士のようなかつての業界トップだった大手消費者金融会社や三和ファイナンスにアエル、丸和商事（ニコニコクレジット）に栄光を倒産へと追い込んだほど、皆が一斉に取り戻せたのです。たった一人に対してもサラ金各社から合計2,000万円近くの過払い利息が返還されるケースすらも珍しくありませんでした。

　その一方で、ヤミ金に手を出してしまっていた人たちは、その暴利がゆえに本当は過払い金はたっぷり存在するのに、2,000万円はおろかただの1円すらも取り返すこともできず、この多額の過払い返金ブームをただ指をくわえて眺めるだけで終わりました。この差は実に大きいと言わざるを得ません。皆さんはどちらの側にいたいでしょうか。

　もちろん、たとえ闇金が相手であっても、法的には過払い金を請求する権利はあります。しかし、それは形式上の権利が存在するだけで、現実にはまるで役に立たない絵に描いた餅なのです。

　当然に所在不明のヤミ業者ですから、どんなに個人融資を装っていようとも、身元がわからないようにしています。警察当局による逮捕を恐れて、いつでもトンズラできるように対策を講じているわけです。

　非合法な取り立てや近隣住民・職場への嫌がらせも含め、あらゆる連絡は携帯電話買取詐欺（白ロム詐欺）で多重債務者に契約させて騙し取った多重債務者名義のトバシ携帯で行われますし、すぐ凍結されて使い捨てられることになる銀行口座も当然に他人名義です。このような輩に対し、何年も経ってその所在を突き止めるのは現実的にほぼ不可能に近いと言えます。たとえ運良く居場所を特定できて訴訟に持ち込めても、さて黙って判決に従うでしょうか。

　つまり、正規の会社をろくに試そうともせず、まんまと違法な業者へと流れた人たちは、ただただ損な人生を送ってしまっているということです。

遠回りに見えるのが、結局は近道

　現在、SNS上では口座売買など危険な情報すら平然と大量に流れている時代です。そのような中から真っ当な個人融資だけを見つけ出すのは、極めて困難です。そのようなリスクを取りに行くくらいなら、どれくらいお金に困っていたとしても、最後の最後まで正規の会社を頼るようにしてください。一見すると遠回りをしているかのように感じるかもしれませんが、結局はそれが損をしないで済む選択肢なのです。

moffへの口コミや利用体験談をお待ちしています

　今回の「moff」に対する体験談をお待ちしています。ただ単に融資の案内を受けただけのお話でもかまいません。どのような些細なことでも結構ですので、ぜひ貴重なご経験を共有させていただければと思っています。