株式会社アルファーは迷惑メールとHPで違法融資の勧誘をしている闇金融です。今回詐称している登録番号は東京都知事(2)第2863号ですが、まさかの4桁で驚きました。随分と大きく出たものです。日本で貸金業を営むには、国(財務局)か都道府県知事登録が必須となります(銀行免許は除く)。2863号という数字は、そもそも財務局登録にも都道府県知事登録にも存在しません。ヤミ金です。そして東京都知事の第2863号が仮に存在していたなら、カッコ内の登録数は(10)でないと辻褄が合いません。あるいは、第2863*号という書き損じ表記を狙っていた場合であっても、カッコ内の数字は(4)でないといけません。登録番号だけを見ても、二重三重の意味で不自然きわまりないです。迷惑メールから誘導されるホームページを開くと、「メガバンクのプロモーションページをコピーしてる」ということが一目瞭然で、これもまた真っ当な貸金業者なら絶対にあり得ない点です(ちなみに本物のメガバンクのプロモーションページはこういう具合です)。さらに、メガバンクそっくりのお試し診断フォームやお申し込みフォームは、この業者がかつて名乗っていた「株式会社ラック」というヤミ金と全く同一のページで、フォームを共有しちゃってます。資本金や自称6,000万円なのに無料のホームページで勧誘し、申し込みフォームや問い合わせもやはり無料のサービスという点でも、正規の業者ではあり得ない事態です。ホームページ上で表記している住所は「〒150-0011 東京都渋谷区東1-8-6 川崎ビル3F」となっていますが、もちろんここに株式会社アルファーなど登記されていません。 このように、何から何まで不審な会社へ申し込むのは愚の骨頂です。正規の会社に申し込めば審査に通る可能性があったのに、闇金業者に手を出して泥沼となることほど、もったいないことはありません。犯罪上等で違法な営業をしている業者に自ら接触を持つのは、大変に危険な行為です。正規の会社へ申し込んでそれが全滅したわけでもない方は、絶対に正規の会社をご検討願います。 |