今回はちょっと趣向を変えて、いつもとは異なる違法業者を取り上げます。ホームページを使って違法融資の勧誘を図っているキャッシングラインというヤミ金融です。ホームページ上では「闇金というと、返済周期が短い・利息が高いなどのイメージをお持ちの方は多いと思いますが、弊社は〜」という具合に、なんと、自ら堂々とヤミ金融であることを宣言して集客を図っています。そして、ソフト審査+ソフト融資をアピールしていることから、いわゆるソフト闇金を自認しているのでしょう。当然、貸金業登録番号も住所も何ら詐称していません。そもそも登録番号や連絡先の表記すらありません。闇金融をカミングアウトしてるわけですから、詐称の必要などないということなのでしょう。ホームページ上で示されている借入利息は、二割〜五割! 闇金であることを開き直っているだけあって、見せ金利で多重債務者を釣り上げることもせず、堂々と二割〜五割です。最低利息でも20%ですから、何一つ低金利ですらありません。しかしここで「闇金なのに正直者だな」などと感心してはいけません。それこそ業者の思うつぼです。金利は二割〜五割と表記されていますが、年利とは表記されていません。つまり、トイチ以上の暴利である十日で二割(トニ)、十日で五割(トゴ)の可能性もあります。むしろ、我らは闇金融と開き直って営業しているわけですから、金利はトニ〜トゴの可能性のほうが高いです。
ということで、違法業者は所詮違法業者です。正規業者が数多く存在する中で、わざわざ違法業者を利用することなどありません。無用なリスクを取るのは絶対におやめください。 |