専業主婦はもう借金できない? 〜専門家の視点〜
当サイトには切実な問い合わせが多く寄せられていますが、最近増えているのが、
専業主婦なのですが、今後は一切お金を借りられなくなるのでしょうか?
という質問です。専業主婦の方の借金について間違った説明をしているホームページも多いので、ますます混乱しているのかもしれません。当サイトで正しく理解して頂ければと思います。
改正貸金業は2007年から三年半に渡り、段階的に施行されています。今年の6月で完全施行の運びとなりますが、そこでは最後の仕上げとして「総量規制」というものが実施されることになります。 総量規制のことをただ、
年収の三分の一までしか借りられなくなる
とだけ理解している方もいるようですが、貸金業法を改正した当初は確かに、総量規制とはこの程度のものでした。ただ、改正貸金業法を段階的に実施していく一方で、政府の作業部会が消費者ローンの実態調査を進めていくと、改正した段階では見えてなかった実態が次々に明らかになってきました。
消費者金融を利用している個人・零細事業者が13%もいたこと、総量規制をそのまま導入してしまうと既存利用者の54.4%が規制対象になってしまうこと、等々。
そのため、現在の民主党政権は、総量規制の例外措置をいかに見事に書き上げるかに苦心しています。そのような流れの中で登場した措置の一つが、
専業主婦に対する配偶者貸付という例外措置
です。専業主婦の方は配偶者と年収を合算して、その合計額の三分の一まで借りられるという制度です。専業主婦の方は文字通り主婦に専念している方々ですから、収入は無くて当然です。改正貸金業法の総量規制はあくまで個人を対象に行われるので、年収のない専業主婦もその網に引っかかり、一切借り入れることができなくなってしまします。
買い物でクレジットカードを利用したり、生活費の補填のためにキャッシングを使ったりと、専業主婦の方は静かに家計のやりくりを支えていますので、このまま総量規制を導入すると大変だということで、この配偶者貸付が例外措置として認められることになりました。
ただ、この配偶者貸付にも問題があります。それは、
借りるたびに夫の同意書と夫婦関係を証明する書類を提出しなければならない
ということです。内助の功は夫に内緒で行われてこそ輝くもの。いちいち配偶者の同意を得てまで借金をする人がどれくらいいるのでしょうか。甚だ疑問に思います。
現時点で専業主婦にお薦めのキャッシングはどこでしょうか?
合わせてこのような問い合わせも多く寄せられますが、現時点でということなら自信を持って、みずほ銀行カードローンをお薦め致します。パート・アルバイト・専業主婦の方(30万円迄)のみならず、学生の方(10万円迄)にまで貸付対象を広げるなど他のメガバンクと一線を画してきました。実際にお申込みをされた専業主婦の方からの喜びの声が多い銀行ですので、安心してご検討頂ければと思います。
- 平成22年3月 文責:編集部 -
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